宣伝会議「編集・ライター養成講座」で学んだ1つのこと

2021年6月から半年間、宣伝会議主催の「編集・ライター講座」に通っていました。卒業制作を提出し終えた今、ほっとした気持ちでこれを書いています。心の中に浮かぶのは「半年前、勇気を出して門を叩いてよかった!」という想い。

フリーでライター業を始めてから7年。それ以前にライティングや編集の経験はなく、メディアに関わったこともありませんでした。ただただカフェが好きで、オーナーになる以外でカフェに関われる仕事がないかと探し、辿り着いたのがライター業。最初はライターの仕事がどういうものかもわからず、手探り状態。

私は運よく、ライターを始めた1年目から仕事をもらうことができました。しかし、記事をどういう構成で作ればいいのかわからないし、取材から記事が公開されるまでの段取りもわからない。それから7年が経ち、よく手がける形態の記事なら何とか書けるようになってきて、段取りもわかってきた。だけど、新しい編集者と仕事をするたび、「これであってるのか、求められていることができているのか」と不安になりました。それでも不安な顔をしたら仕事相手も不安にさせてしまうだろうと、ひたすら心の内を隠すしかなく…。

その一方で、経験したことのない記事の形態や、新規のメディアなど、新しいことに挑戦したいという思いも生まれていました。しかし、どうやったら新しいことに挑戦できるのかわかりません。自信がないから提案もできない。そもそも新しいことってどんなものがある? この道の先に何かありそうだという匂いは感じるのに、目の前にはもやがかかっていて見えない。

そんな時、ふと気になったのが「編集・ライター講座」の存在でした。ここでライティングの基礎を学びなおして、編集の仕事を勉強したら、道が開けるかもしれない。

あの日から半年。「編集・ライター講座」受講を終えた今、視界は明瞭で、すっきりとした気分になっています。時代の最先端を行く編集者やライターの先生から40回にわたる講義を受け、実際新しいものも見えたのですが、むしろ今までのことがよりよく見えた感じがします。自分がすでにできていることと、できていなかったことがはっきりと見えたし、何より、私がずっと手に入れたいと願っていた満足感ややりがいは、これまでやってきた仕事の中にもあったことに気づきました。これからは今まで以上に一つ一つの取材、一つ一つの記事、一つ一つの出会いを大事にしながら、ライターの道を歩んでいきたいと思います。

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「編集・ライター講座」では、卒業制作を含め、誰かを取材して記事を作る課題がいくつか出されました。どこかのメディアに載るわけではないのに、私のためにお時間をさいてくれた方々には本当に感謝しています。また、課題として制作した記事ではありましたが、取材対象者が魅力的だったり、知識が豊富だったりして、「ぜひ世の中に広く知ってもらいたい」と思うものもあります。そこで、ここに一部を掲載することにしました。心に響く記事があれば嬉しいです!

 

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