10/4(金)、清澄白河にあるブルーボトルコーヒー一号店が大規模リニューアル。その理由とは?

2019年10月4日(金)、清澄白河にあるブルーボトルコーヒー日本一号店が、リニューアルオープンする。

2002年にカルフォルニアで創業し、現在世界80店舗を展開するスペシャルティコーヒーショップのパイオニア、「ブルーボトルコーヒー」。2015年日本上陸当初は、倉庫をリノベーションした空間に大きな焙煎機を設置。客席数はカウンター席がいくつかという、テイクアウト中心に考えられた店舗だった。この4年で店舗数は日本全国に16店舗と拡大、焙煎量の増加に伴い焙煎所を新たな場所に新設したため今回のリニューアルに至ったと、アジアを統括する井川沙紀氏は話す。

リニューアル後の店舗は、ブルーボトルコーヒーが大切にする3つの理念「デリシャスネス、ホスピタリティ、サスティナビリティ」を体現した店造りになっている。

ブルーボトルコーヒーではコーヒーの美味しさを「テイスト、ホスピタリティ、デザイン」の3要素で構成されていると定義。生豆の品質や管理、焙煎、抽出までを徹底。また独自の抽出器具を開発し、全店舗で採用している。最新器具を取り入れ、抽出レシピを統一し、バリスタをトレーニングすることにより、どの店舗でも一定レベル以上の味わいが提供できる。

そんなバリスタと深くコミュニケーションできるのも、新店舗の特徴だ。ドリップ体験など初心者から上級者まで受講できるトレーニングラボや、多様なコーヒー豆を量り売りで購入できるC Bar(シーバー)などが新たに設置されている。

美味しいコーヒーが飲みたいという一般消費者にとって一番わかりやすい変化は、47席ある広々としたイートインスペースの新設と、フードメニューの充実化だろう。ブルーボトルコーヒーではローカルを大事にするという方針があり、地元のママたちがベビーカーでも気軽に入れるようにと、席をゆったりと配置した。

これまでフードメニューといえばパンや焼き菓子中心だったラインナップに加え、新店舗では人気店を営む後藤裕一氏と仲村和浩氏によるパティシエユニット「Tangents(タンジェント)」をアドバイザーに迎え開発した、プリンや旬のフルーツを取り入れたデザートを常時数種類楽しめる。特にパイ生地を使ったケーキは、コーヒーショップで提供されるものとは思えないほどの完成度に驚く。

ネスレによる出資、国内外の精力的な拡大を背景に、今回の旗艦店リニューアル。リーディングカンパニーの目指す先に、目が離せないコーヒーファンも少なくないのではないだろうか。

 

 

ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ
※2019年10月4日(金)オープン
住所:東京都江東区平野1-4-8
営業時間:8:00~19:00

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